第12章 やっぱり長距離列車がお好き
メルスィンから戻ると、アダナのホテルに預けておいたバックパックを受け取って
アダナ駅へと歩いていった。腹ごしらえとして、たまたま見つけたアダナケバブの
店に入り、店長らしきアフメットという男性にチャイをごちそうしてもらって食事した。
アダナではひたすらアダナケバブばっかり食べていた。スパイシーなやつ。
アダナ駅についた僕はすでに胸高鳴っていた。特に何をするわけでもなく、
ただこの広い大地を列車で駆け抜ける。それだけで楽しいんです。
ガズィアンテップからやってきたトロスエクスプレス号は夜7時にアダナで僕を乗せ、
翌日夜6時にイスタンブールのハイダルパシャ駅に到着する。
簡単に完成した1泊宿
列車の中でどんなことを考えていただろう。。
もうこんな優雅で自由な旅は最後なのかな、イスタンブールが完全に終着駅かななんて
寂しい気分になったものです。トルコの大地よ、いつまでも続いてくれ、と願いながら。