憧れのドバイへ
4時間のフライトを経てトルコ航空機はアラブ首長国連邦ドバイの上空にさしかかった。
そらからみるドバイの夜は道路に沿った明かりがきれいで整った印象をうける。到着すると
空港には見たことも無い機体がたくさんあった。エミレイツ航空機やガルフ航空機、他にも
日本に就航していない航空会社を見るだけでも楽しかった。ドバイ国際空港はベストエアポート
にも選ばれるような豪華で大きな空港。到着ゲートから10分以上の移動をしてからようやく
税関にたどり着いて、晴れてアラブ首長国連邦に入国をした。時刻は朝の4:30。しかし24時間
発着の空港なのでたくさんの人でにぎわっている。外に出てみると夜明け前なのでかなり
暖かくて気持ちがよかった。さて、どのように市内へ出ようか。タクシーなら1500円ほどで、
市内バスなら50円。というわけで、バスに決定。でもバスなら7時まで運行していないので空港
で待つことにした。コーヒーを飲んだり、ベンチに転がって寝たり(空港で寝てる人が異常に
多い!)。
ドバイの街の住人は、UAE出身の人は多くなく、7割ほどが外国からの出稼ぎ労働者で占められ
ているという。確かにアラブの民族衣装の人もいれば普通の格好をした東南アジア系の人もいる。
市内バスはそんなアジアからの労働者の移動手段らしい。夜が明けて、第一便のバスが到着し、
降りる場所もわからないまま乗り込んだ。バスはドバイデイラ地区のゴールドスークバス乗り場行き
だった。そこまでいったら行き過ぎなので、適当に他の人がいっぱい降りる場所で降りてみた。
そして地図を広げると、ん、まだまだ目的地には遠かった。でも、ベンチに座って朝のさわやかな
風を浴びていると気持ちよくて、周りを囲む高層ビル群も胸を高ぶらせる。バックパックを背負いなおして
15分ほど歩き、アルサブハバス乗り場の前までくると、予約してあったパシフィックホテルを見つけ
早速チェックインして、2時間ほどの仮眠をとった。
しばしの休息の後、いよいよ街を歩き出した。朝は涼しかったがやはり昼近くになると気温は25度を
越えて日差しも強く、Tシャツ一枚で十分だった。ドバイの街は川(ドバイクリーク)を挟んで北(デイラ地区)
と南(バールドバイ)に分かれる。僕の宿はデイラにあり、まずはそのクリ-ク沿いを歩いてみた。
ドバイ
青い空に高いビルもうまく溶け合ってたくさんの緑とともに大都市ドバイは造られていた。多くの
日本人はアラブの国の街がこのようだとは想像できないのではないか。
クリークを西にあるいていくと、ゴールドスークとスパイススークにたどり着いた。スークとは
店をたくさん集めたいわゆるアラブの商人たちの商店街と言えようか。黒いベールをかぶったアラブの
女性達が真剣に金製品を選んでいるかと思えばヨーロッパからの観光客がカメラ片手に冷やかし
歩いている。そこには日本人の姿はまるでなかった。
デイラのス-ク地区を出ると川沿いにアブラ乗り場がある。アブラとは、水上タクシーのことで、
北と南を結ぶ重要な交通手段だ。
アブラ
何隻ものアブラが停まっていて、20人集まると出発する。利用者は山ほどいるのですぐに
集まる。出発前に運転手が料金を集める(15円ほど)。大きなエンジンの音とともにアブラは
バールドバイ地区まで約3分ほどか。川から見るドバイの街並みもまた格別でこのアブラには
ドバイ滞在中何度もお世話になることになります。だって気持ちいいんやもん。
ついたらそこはオールドスーク。主に服など繊維関係の店が連なっている商店街だった。
フリーポートであるドバイは世界各国から輸入品が入ってくる。何も関税はかからず、価格は
安く設定できるということだ。このスークで売られている服も格安で、さらに交渉すれば下がって
行くのだろうか。後から直面するトルコでの寒さを思い出すと、ここで服を買い揃えておくべき
だったのだろう。
あっという間に時間はすぎ、イラン料理屋で飯食ったあと、再びアブラでバールドバイへ渡り、東へ
向かって川沿いを歩き出した。ドバイでは毎年3月はDSF(ドバイショッピングフェスティバル)と
いって世界中から観光客が集まる一大イベントが行われている。そのせいか、川沿いを歩く人も
おおく、夜遅くまで盛り上がっている雰囲気がした。夜歩いていてもまったく安全やし、気軽に普通
の人とも会話できる優しい雰囲気に包まれた街ドバイは一日で僕のお気に入りとなった。